里山ニュース
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緑地保全のために


ターザンの木

 不況が続き、日々の生活にゆとりが無くなっても、私達は酸素を吸い二酸化炭素を出すという行為で生きています。そして、それを支えてくれるのが植物です。植物が身近にあれば、鳥の鳴き声や蝶々の姿を楽しめ、潤いのある生活ができます。
 緑の保全や緑との共生は、誰もが認めるものです。 では、なぜ都市の緑保全が難しいのでしょうか。それは、地権者と保全を願う人々とのスレ違いだと思います。
 地権者は、利益を生まない斜面緑地などに高い宅地なみの税金を払い、不審火やゴミの不法投棄にまで注意をはらっているのに、私達は地権者に敬意を表すまえに、保全をして欲しいと言ってしまいがちです。  これでは地権者に一方的に負担を強いる、おんぶに抱っこの図式です。  まず、地権者の皆さんに感謝を込めて心から挨拶したいと思います。 皆さんのお陰で緑を楽しんでいます。きれいな酸素を吸うことができ、生きていられます。どうも有り難う。  そして、地権者にも不利にならない都市計画を模索します。緑地の有効利用を目玉にして、まちも活性するような開発。将来、深刻なマンションの空洞化がおこらず、自然と調和したまち、人と人の交流も盛んなまち。それには、どんな都市計画がいいのでしょうか。  地権者の皆さん、一緒のテーブルについて語り合いませんか?
 提案だけして言いっぱなしにするつもりはありません。私達は、ゴミを拾い樹木の手入れをし、喜んで無償で働きたいと思います。

 

 

これからの活動予定

里山活動は、緑を育む活動
 毎月第B土曜日午前中、草刈や清掃、草花、樹、苗の植栽を行なう。
 5月17日に、明日葉の苗・桃色月見草・シロツメクサ・コスモス・ひまわりなどの苗を、植えました。  末長久保台公園と末長熊野森緑地などの草刈をした後に、思い思いの参加者による植え付けでした。これからも毎月継続作業です。
 6月1日2003かわさき環境デー(等々力緑地)参加。パネル展示。
 6月15日(日)高津区役所、区政推進課 「まちづくりフォーラム」 高津区ビジョン委員会報告において、ターザンの木のパネル展示。
 6月21日(土)里山活動日、草刈、清掃。植栽(竹垣の手入れも含みます)9時、末長久保台公園集合
 7、8月は里山活動を月に一回にして、見学・学習を取り入れます。
 総会予定は、9月7日(日)午後1時半から3時まで。記念講演も予定しています。(高津市民館予定)

 末長熊野森にある
通称「ターザンの木」が
危ない。
伐られそうな状況です。
署名運動を開始します。
どうぞ、
多くの署名によって、
この森のシンボル、
人々の記憶に眠る
この樹が残されるように、
ご協力いただきたいと思います。



 この樹は「スダジイ」、この椎の樹は、斜面に平行に枝を延ばし、実に楽しい壮大さを見せています。ほんとうに一度見たら忘れられない、広がりと大きさのある樹です。
■現在、この土地は建設会社の所有となっています。
■この土地の人々はこの樹で遊び、また、子どもを遊ばせた思い出を持っています。町内会長さんも、お寺のご住職も、懐かしげに語ってくださいました。
■身近な自然は何にも代えがたい貴重なふるさとの財産です。次の時代に引き継ぎましょう。

 

 

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