騒がしい会話七題
お題配布元→jachin



・チカダテです
・加えて愉快な仲間に佐助、幸村、慶次、元就がいます
・現代です
・たぶん大学生くらい(ノリは高校生ですけど)
・会話のみです




1.「俺が嫁に行く」「そうきたか」

「嫁に来い」
「いやだ」
「おまえにその気がないならしょうがねぇな」
「えー、チカちゃんったら諦めちゃうの?」
「いや、俺が嫁に行く」
「そうきたか」
「いいねぇ、青春だねぇ。よっ!命短し、人よ恋せよ!」
「それ以前に二人とも男だということに気づかぬか」






2.「馬鹿って言われた」「いいよ、お前は馬鹿でいい」

「政宗の誕生日に、あいつを俺のバイクの後ろにのせて海を見に行って、予約していたホテルのレストランであいつの生まれ年のワインをあけて、部屋に真っ赤なバラを用意して、指輪を左手の薬指にはめながら愛してるって言ったら馬鹿って言われた」
「うん、いいよ。そんなにベタで恥ずかしいデートを真剣にやれるなんてチカちゃんは馬鹿でいいよ」
「でも、バラに負けないくらい真っ赤になった政宗が照れながらありがとうって言ってくれてすげぇかわいかった」
「結局のろけですか。そうですか」






3.「あーあ、死んだな、あいつ」「もくとーう」

「政宗、だから本当に悪かったって。な、この通り!」
「黙れ、この馬鹿チカ!」
「話を聞いてくれよぉ」
「Hell Dragon!」
「ぐわあぁぁっ」

「あーあ、死んだな、あいつ」
「もくとーう」
「ちなみに今回の痴話げんかの原因は?」
「政宗のプリンをチカちゃんが食べちゃったらしいよ」






4.「生まれ変わったら鳥になりたい」「そしてそれを俺が食う」

「Ah−…生まれ変わったら鳥になりたい」
「そしてそれを俺が食う」
「…」
「…」
「なんか、センチメンタルな気分になってた自分がアホらしくなってきた」
「そらよかった」





5.「あいつの可愛らしさは意味が解らない」「お前も大概、意味不明だぞ」

「おい、知ってるか」
「うん、知りたくない」
「あいつの可愛らしさは意味が解らない」
「貴様も大概、意味不明だぞ」
「昨夜、俺がソファで転寝してたらブランケットかけて髪をすいて、ちっさい声で『好きだ』とか言いながらちゅーしてくれたんだ。ったく、可愛すぎるだろ!我慢できずに起き上がって抱きしめたら真っ赤になってうろたえてよお。いやー、あれは理性飛ぶわ。ほんと、可愛すぎてソファで抜かずに三発ヤってからベッドで朝まで貪っちまった」
「…ああ、だから今日は伊達ちゃんお休みなんだ」
「破廉恥でござるううぅぅぅ!!!」
「珍しくゆっきーが的を得たことを言ってる!」




6.「成功率は、サバンナの乾期の降雨量より低いぞ」「夢くらい見させろ」

※元親と政宗がつきあうちょっと前

「決めた」
「…」
「政宗に告白する」
「やめておけ。成功率は、サバンナの乾季の降雨量より低いぞ」
「夢くらい見させろよ」
「事実を述べたまでだ」


「おい、元就ぃ!」
「騒々しい、黙れ」
「やったぞ」
「誰を殺したのだ」
「ちげぇよ、そうじゃなくて」
「安心しろ、インタビューされたらいつかやると思っていた、と答えてやる」
「だからちげぇって。…俺、政宗と付き合うことになったぜ!」
「なんと、そのようなこと、我の計算にはないぞ!」
「へへ、あいつも俺のことずっと好きだったんだってよ、かわいすぎるだろ!」
「…サバンナの乾季にもまったく雨が降らないわけではない、ということか」





7.「お前の愛情は判りにくいんだ」「いや、最初から存在しないって」

「お前の愛情は判りにくいんだよ!」
「いや、最初から存在しないって」
「…」
「…」
「…」
「…俺が悪かったから、マジ泣きはやめてくれ」
「うぅ、政宗ぇ…」
「はいはい、愛してる愛してる」
「ひぐっ、ぐす、うん、俺も愛してる」








結局二人はいつでもラブラブ





BACK