I’ll Miss You


「国光…」

あんたがいなくてとても寂しい

一緒にいるときは些細なことで口げんかしたりしていたのに
離れているとそんなことさえもできない

ねぇ
あんたと出会ってから流れた時よりも
あんたと離れてから流れた時のほうが長く感じる
そんなことはないのにね…

一緒にいたときは時間が流れるのがすごく早かった
なのにあんたがいないだけで今は1日がこんなにも長い
俺はあんたと出会う前はどういう風に生きていたんだっけ?



俺はこんなに弱かったっけ?



「国光…」



…会いたいよ

寂しくて寂しくてどうにかなっちゃいそう
あんたはいつの間にか俺の中でこんなにも大きな存在になってたんだ
何をしていても俺はあんたのことを考えている
そしてずっと俺の心は悲鳴を上げている



寂シイ寂シイ

アンタニ会イタイ




「…ッ…ゥヒック…ゥ…」




もう限界だった
涙がこぼれ始めた



声ヲ聞キタイ

顔ガ見タイ



いつになったら会えるのだろう?
それまで俺はもつのだろうか?
だって俺はこの涙を止める術を知らない




抱キシメテ

きすシテ

名前ヲヨンデ

…好キダッテ言ッテ




俺の心は悲鳴を上げる
あんたに会えるその日まで…







手塚を想うリョーマの独白です。そして、私の初書き塚リョだったり…。
部長、早く帰ってきてリョーマを抱きしめてあげて!





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