片思い
きっかけは ふとしたことに過ぎなかったんだと思う
でも
気になりだしたらもうアウト
そのまま一直線に オレのこの想いはあのひとへと向かっていった
肩までどころか 頭のてっぺんまであの人にどっぷり浸かってる
そう 息もできないくらいにどっぷりと
もうどうしようもない
見ているだけで幸せで
目が合うと嬉しくて
でもどこか苦しくて
声を聞くとドキドキして
少しでも言葉を交わせればその日は一日幸せで
大好きで
うれしくって つらくって しあわせで くるしくって
どうしようもないほどあの人が好きなんだとおもいしらされる
だって
こんなにつらくても
しんどくても
あの人を好きになることをやめられない
あの人に名前を呼ばれるだけで
否
目の端をあの人が通るだけで
こんなにもオレの心臓は騒ぎ出すんだから
「越前」
ほら あの人が俺を呼ぶ声がする
叫びたいほど嬉しくって 切なくて 逃げ出したくなる
「なんスか?部長」
それでも、必死に冷静を装って返事をする。
「相手がいないんだったら一緒に打たないか?」
「…いいっスよ」
「じゃあ、Dコートへ行こう」
「うぃーっス」
ねぇ
あなたはしらないでしょう
オレがあなたにこんなにも恋していることを
今も 心臓がうるさいくらいなっていて あなたに聞こえないか心配です
ねぇ?
たったこんだけでこんなに心を動かされるなんて
オレも
「まだまだだね」
「ん?何か言ったか?」
「なんでもないっす」
「?そうか…」
隣に立つ大好きな人を見上げて、不適に笑って見せた。
いつか振り向かせてやる
テニスでも追いついてやる
2つの意味を込めて…
片思いってつらいですよね。わたしにも経験があります。でも、楽しいことも確かにありますよね。ささいなことでドキドキしたり、その人と少し話しただけですごく嬉しくなったり…。
そんな片思いの心情を書き表したかったのですが、わたし程度の文才では無理でした。でも、これを読んで少しでも片思いの心情をわかってくれれば、嬉しく思います。
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