NARUTO(四カカ/アスシカ)
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波風ミナト(四代目)×はたけカカシ
短編
新緑の碧 記憶の中のあの人はいつも笑っている。
上を向いても 時々、どうしてもやりきれなくて文句を言いたいと思う。
声 自分は、また、大切な人を守れなかったのだ。
生まれた喜びを 「大丈夫だ。オレが抱いても壊れなかった。案外丈夫にできてるんだ」
風の吹く丘 「って、どうしてあなたがここにいるんですか!!!」
大切なあなたたちへ なんて、いとおしい瞬間だったんだろう。
指切り あの言葉にオレはうなずいたんだった。
雪景色 振り返ると真っ白な雪の上に並ぶ二つの足跡が見えた。
たなばたさま 「さーさーのーはーさーらさらー」
きらきらひかる 『木ノ葉の里は、美しいだろう?』
生きてゆく意味 あなたたちが私たちの未来をつないでくれたのだということを、忘れない
つないだ手の暖かさ あの人と手をつなぐのが、スキだった。
大きな手がうらやましい 先生は何も聞かなかったし、オレも何も言わなかった。
→願う想いがこぼれて そばにいることで、自分はこの子に何をしてあげられる?
連作
夢の欠片
玻璃の風鈴 「あ、カカシ!輪投げだよ。輪投げ!」
夏の思い出 ひどく切ない余韻をのこしてその風鈴は産声を上げた。
瞳を閉じる (今日の日を、忘れないで。大人になっても、ずっと、この花火を忘れないで)
猿飛アスマ×奈良シカマル
短編
今日を特別だと思うのは その理由は、考えるまでもなく自分の中にすとん、と落ちてきた。
盆踊り たとえ、面をつけて顔が見えなくても、間違えるはずがない。
注:アスマ死後。シカマル+カカシ
この、血に濡れた手では 「あんたの手、スキだぜ。少し煙草くさいけど」
寂しくて悲しくて苦しくて辛いけど 冷たくなっていくアスマの体に触れながらシカマルは考えた。
注:アスマ死
連作
いつもの幸せ
side アスマ 「今のナシ!」
side シカマル 「王手」
こんな日もあった
side アスマ シカマルは妙に夕日が似合うと思った。
side シカマル 目が覚めたら熊みたいな髭男がいた。
煙草の匂いと銀色のジッポ(注:アスマ死後。アスシカ←いの)
たとえば (シカマル) あんなにも誰かを殺したいと思うのは後にも先にもきっともうない。
絶対に (シカマル←いの) 「…愛してたの?」
それだけのこと (シカマル←いの) 芝生の上に寝転んで空を仰ぐ。
結局 (シカマル+チョウジ) どうしてその横顔は泣き出しそうに見えるのだろう。
涙など (シカマル+テマリ) しかし、それももう昔の話だ。
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